; スポーツ写真 フォトプレスアットーレ | 曽田 雄志インタビュー
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サッカーでも野球でも

― サッカーを始めたきっかけは

小学4年生の時に、通っていた小学校のサッカー少年団のチームへ入りました。友達がやっていたし、みんなが入るから一緒に入りました。 父親が元社会人野球の選手で朝には良くピッチングの練習をしたりして、父親は野球に進むと考えていたと思います。〈下半身の強化にもなるし、中学校からでも野球選手に成る事は十分間に合うだろう〉と考えていたようです。 自分はサッカーでも野球でも何でも良くて、友達のみんなでなにかをする事が好きで、ただそれがサッカーになっちゃっただけなんですよね。 中学校と高校でもそのままサッカーを続けました。父親は大学からでも野球は間に合うと思っていたらしく、寂しい思いをさせたかなと思います。たまたまプロにもなれて、ほどほど試合にも出る事ができて少しは良かったかなと思います。試合も必ず応援に来てくれてたんで嬉しかったですね。

サッカーを辞めることも考えた

―目標にしていたもの

ただ遠くにある夢みたいな感じでプロサッカー選手はありましたが、無理だと思っていたので小学校や中学校の時は全道大会に出る事だったり、テストで100点をとる事や高校に合格することが目標でした。 高校の時は将来のはっきりした目標がイメージ出来ていなかったですね。進路を決めるとき、サッカーが好きで8年間続けてきたけど、全国大会にも行けてなく、日本代表にもなったことがなくて、「じゃ、日本国内のトップレベルはどんなものなのか。自分はどのくらいできるのか。」を確認するために筑波大学のサッカー部を目指しました。 筑波大学のサッカー部には180人ほど部員がいて、トップチームは全員が日本代表で、5軍までありました。日本中から部員が集まってきたなかでは、体の強さや運動神経が良い方だったので、始めからトップチームに入る事が出来ました。 少しは試合にも出ることが出来たりしてたんですが、2年生の時にMFからFWにポジションが変わり、そこから1年間1度も試合に使われることがなくなって、これが自分の限界値だなと感じ退部を考えました。そんなとき、コーチが真剣に引き止めてくれて、そこから気持ちを入れなおしました。3年でレギュラーを勝ち取って、その瞬間からプロになることが目標になりました。 夢は自由です。ただ、夢を目標にしたとたんにそれがマストにかわり、目標を達成するためにやらなければいけないことが増えていきます。 たまたま続けて来た事が夢の準備になっていただけで、人からエリートみたいって言われることが有るけど、小学校から高校までサッカーは自分流ですし、部活ですから専門のコーチに教えてもらった事もないですし。雑草ですよ。

―プロを感じたとき

大学3年の時に関東選抜に選ばれ、さらに日本代表にも選ばれて、そんな頃にプロチームからオファーがあり、そこで『プロになれる様になったんだ!』と感じました。地元でもあり、自分が試合に出場できるチャンスのあるチーム(コンサドーレ札幌)を選びました。

― 自信のない自分がいた

子供の頃は自分に自信が無くて、人目をひどく気にする子供で、自意識過剰なほどだと感じていて悩んでました。 自分に自信が持てる様になったのは今の奥さんと出会った大学生くらいです。 自分のことが嫌だなとか、自分に自信を持っていないのに、自分の事を好きだと思ってくれている人がいると、自信を持たないと相手に失礼だなと思ったんです。 いつも自信満々に威張っていることは無いけれど、自分の事を嫌う必要はないんだと感じました。一人で立ち直る必要もないし、誰かに頼ればいいと思う。後ろを振り返ると自分の事を見ていてくれる人がいて、他の人がそう成ったときは<大丈夫だよ!>と声でもかけてあげられればいいと思います。

― プロ時代の日々、大切にしていた事

「北海道」といういろいろな素材にあふれた土地をもっと良くして行きたいです。みんなも思ってきたと思うんですが、実際には出し切れなくて、<ゆったり>とか<人の良さ>とかを失ってはいけない魅力を活かしつつ、変化を加えていきたい。それを本当に変えられるような役割を担いたいです。<革命家>ですかね(笑)

インタビューを終えて
快く取材に応じてくれた曽田さん。
プロスポーツ選手として映像のなかでの印象しかなく、お話するまで厳しい方を想像していました。
とても自然体で興味がある事に赴くまま進んでいくうちに流れのように今がある、といった感じがします。
とても素直に、感じた事や、経験したことを話して頂き、人としての心の広さにとても惹かれました。

  今年3月11日に起きた東日本大震災を機に、道内のトップアスリートらによって決成された「ENプロジェクト」。その中心となり支援活動も行っているという事でした。

インタビューを終えて

快く取材に応じてくれた曽田さん。
プロスポーツ選手として映像のなかでの印象しかなく、お話するまで厳しい方を想像していました。
とても自然体で興味がある事に赴くまま進んでいくうちに流れのように今がある、といった感じがします。
とても素直に、感じた事や、経験したことを話して頂き、人としての心の広さにとても惹かれました。

今年3月11日に起きた東日本大震災を機に、道内のトップアスリートらによって決成された「ENプロジェクト」。その中心となり支援活動も行っているという事でした。
Profile

曽田 雄志 1978年北海道札幌市生れ。 元コンサドーレ札幌の選手。  札幌南高校卒業後、一般入試で筑波大学に進学。 大学を卒業した2001年にコンサドーレ札幌に入団。9年間に渡り一貫して同クラブに在籍し「ミスターコンサドーレ」の愛称で親しまれ、中心選手として活躍。 2009年現役を引退。 2010年にコンサドーレ札幌のアドバイザリースタッフに就任。 2011年に「ENプロジェクト」を立ち上げ、東日本大震災の支援活動と、経済活性化のための活動、教育活動、スポーツ、文化振興などを北海道発信で行っている。

LINK

■ コンサドーレ札幌 http://www.consadole-sapporo.jp

エンプロジェクトジャパン http://enproject.jp/